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ペイントいろいろ

 ペイントの有無、迷いませんか。

 ここでは弊社での彫刻時における、全体の傾向をまとめてみました。彫り方・墓石の設置環境でも彫刻の見え方は異なりますので、ご参考程度にどうぞ。

 尚、判断しきれない時は大きめの公共霊園に行って、すでに建っているお墓を見学するとよいでしょう。
 その際、墓石に彫ってある建立年を確認すると、経年変化がわかるので建立後の参考にもなります。

 それでもどうしても決断できないときには、ペイントは入れない方がよいでしょう。
 あとからペイントをするよりも、入れたペイントを抜く方が大変だからです。
 後入れの際は、業者による出張作業が要るかもしれません。広範囲をムラなくペイントするのは難しいため、専門の機材を使う必要があります。

石種別ヒント

白系の石種

ほとんどが「白入れ」、たまに「黒入れ」、ごく稀に「ペイントなし」


ペイント見本・白の石種の場合

白系の石はペイントを入れないとほとんど見えませんが、事情があって目立ちたくないという方・汚れが目立ちにくいのがいい、という方は無色の方が都合がよいそうです。

また「白」「黒」以外にも、「紺色」「藤色」「レンガ色」などこだわりのカラーペイントを指定されることもあります。

黒系の石種

ほとんどが「ペイントなし」、たまに「白ペイント」 を入れることも。白以外のペイント希望はほぼ皆無です。


ペイント見本・黒の石種の場合

ペイントを入れなくても見えるので、あえて白を入れる必要性がないということでしょう。
尚、濃い石種の「二段彫り」の場合、ふつうに「彫りこみ」で彫るよりも白く見えます。

中間色の石種

基本的になくても見えるはずですが、はっきりしたかったら「白ペイント」。お好みでどうぞ。


ペイント見本・中間色の石種の場合


中間色といっても青系・ピンク系・マーブル模様入など石種も様々、彫り方・墓石の設置環境によっても見え方が特に異なるため、ケース・バイ・ケースでご判断ください。


彫り方の違い・中間色の石種の場合




カラーペイント

  カラーペイントは色の退色が早いので、メンテナンスが必要になる場合があります。  →リペイントについては こちら  


カラーペイントの退色


希望色は持込で

 カラーペイントで時々「枯葉色」「淡い水色」など抽象的な表現・指定をされます。
無理です。

 当社では基本的に市販のスプレー缶を使用し、中間色はそれを混ぜて色を作っています。 この方法で調合しても、もとがはっきりした原色なので「淡い色」にはならないのです。
 またうまく調合できても、石の地色で発色具合がかわることがあります。
 ご希望に添う努力はしますが、100%の出来を確約するものではありませんので、予めご了承ください。

※当社で使用するスプレー缶ですが、一般的な色しか用意がありません。
 カラーにこだわりがある方は 塗料の持込をお願いします。



金箔

 「××家之墓」に金箔貼り…九州以南ではメジャーですが、関東ではほとんど見かけない組み合わせです。
 関東での金箔の主な使い方は、五輪塔の梵字・アクセントとしての模様・看板など。

 和型の石塔に金箔加工はあまり用いませんが、デザイン墓には「Family」「Thank you」など英語を彫る際に金箔を貼ることが増えました。(赤い石等によく映えます)
 そして金箔は高価なので、市販の金スプレーを代用することもしばしばですが、そこで御注意を。
金スプレーは時間の経過とともに変色します。
 


金箔と金スプレーの比較

 →リペイントについては こちら